公立共済 安らぎの宿
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映画紹介 「八日目の蝉」
角田光代が手掛けた初の長編サスペンス

 希代のストーリーテラー、角田光代が手掛けた初の長編サスペンスであり、最高傑作の呼び声高い「八日目の蝉」。05年11月から読売新聞にて連載され、07年第2回中央公論文芸賞を受賞。各メディアから絶賛と驚愕をもって迎えられたベストセラー小説が遂にスクリーンに登場する。
 母親だと思っていた人が、自分を誘拐した犯人だった。1985年に起こったある誘拐事件―。不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子(永作博美)と、その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた女、秋山恵理菜。実の両親の元に戻っても、「普通」の生活は望めず、心を閉ざしたまま21歳になった恵理菜(井上真央)は、ある日、自分が妊娠していることに気づく。相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男だった。過去と向き合うために、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜がそこで見つけたある真実。そして、恵理菜の下した決断とは…?
 蝉は何年も土の中にいて、地上に出て七日間で死ぬという。でももし、もし八日目まで生きた蝉がいたとしたら、その蝉は幸せなのだろうか?何もかも失い自分は「空っぽ」だと、まるで他の人が知る筈もない“八日目”を生きているようなものだと思っていた女たちが、哀しみや孤独を乗り超え、自分の足で一歩踏み出していく姿に、あなたは、どうかこの女性たちが等しく幸せになって欲しい、と願わずにはいられなくなるに違いない。

配給:松竹株式会社