仙台の地名の由来 (2019年02月21日)

暦のうえでは立春を過ぎたとはいえ、一年で一番寒い時期、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

ホテル白萩の三浦です。

 

以前より、仙台の街を散策(ドライブ)していると「どうしてこんな地名が?」、「この地名はどんな意味が?」など不思議に思うことがたくさんあります。

 

そこで、私なりに独断と偏見で選び、その土地(町)の由来を調べてみました。

 

最初にお伝えするのは、仙台市青葉区の西部に愛子(あやし)という地名があります。
ではなぜ?愛子と呼ばれるようになったのか、それはこの土地に古くからある観音様が原点でした。

 
その観音様が祀られている場所は、JR仙山線愛子駅から徒歩10分程の住宅地にあります。
その観音様が「子愛(こやす)観音」、「こあやし観音」とも言われており、この子愛(こあやし)の観音様
の名称から 「あやし」の語を「愛子」の文字に入れ替えて「あやし」と読むようになったものと言われています。

2001年に賑わいを魅せたJR愛子駅          JR愛子駅近くの子愛観音

 

仙山線の愛子駅は、2001年皇太子ご夫婦の長女愛子様が誕生された時に静かなブームとなった駅です。

 

次にご案内するのは、仙台駅より西側に位置する「川内大工町(かわうちだいくまち)」です。

 

呼んで字のごとく、江戸時代に大工職人が沢山住んでおり、江戸期の絵図には、職人屋敷、大工衆又は
職人衆ともあり、これが由来と言われています。

 

川内大工町は、道幅が狭く今でも所々に昔の風情が見られる静かな町です。
近くには広瀬川が流れ、仙台第二高等学校が近く学生の町とも言われています。

                                                         

大正時代(1914年頃)の地図、中央上に川内大工町とあります。(中央が広瀬川)

 

また、地図左上に角五郎(つのごろう)とありますが、この地名は、角のように曲がった地形をしているからなど、おもしろい由来もあります。

 

これから当ホテルは、一年で一番の繁忙期を迎えますが、みなさまも風邪などひかぬよう、お体に気をつけてお過ごしください。

ブログ担当 三浦