夏の夜の嵐山【支配人便り】 (2021年07月28日)

梅雨明けから厳しい暑さが続く中、京都嵐山の夜をご紹介します。

 

嵐山の夏の夜といえば、何と言っても鵜飼です。
7月1日の鵜飼開きを前回ご紹介しましたが、今回は屋形舟に乗船した鵜飼体験記です。

 

7月27日の日も暮れた午後8時。嵐峡から川面を伝って吹く風が肌に心地よく、昼の暑さが嘘のようです。

 

大堰川下流の旅館や船着き場の灯が映る川面をゆっくり進み、
静寂の夜に船首の水を切る音だけが聞こえます。

 

 

そして、暗闇の中を煌々と輝くかがり火を掲げた鵜飼船が近づいてきます。いよいよ鵜飼の始まりです。

 

 

 

 

木船をかんかん叩きながら、「おらんか、おらんか」という船頭さんの掛け声とともに、
鵜匠が放つ鵜が勢いよく水中に潜っていきます。
しばらくして魚を飲み込んだ鵜が引き上げられ、鵜匠が吐き出させていきます。

 

 

 

 

近くで見る鵜飼は、派手な演出はありませんが、静かな夜の嵐山を彩るまさに平安貴族の風雅な趣きです。

 

さて、鵜飼を楽しんだあとは、夜の嵐山の散策です。土産物屋も閉店し、人通りもほとんどありません。
それだけに、どこからとなく吹いてくる風を感じながら、
渡月橋や大堰川など夏の夜の散歩を静かに楽しむには絶好の景勝地です。

 

 

 

 

 

 

鵜飼の乗船場は、「花のいえ」から桂川(大堰川)を上流に歩いて10分ほどのところにあります。

 

夏の夜のひとときをのんびりと京都嵐山で過ごしてみませんか。

 

支配人 敬白

京都・嵐山 鵜飼開き 【支配人便り】 (2021年07月04日)

7月1日、梅雨時の曇り空のもと、嵐山の鵜飼が始まりました。

 

今年の鵜飼開きは、コロナ禍のため昨年に続き、近隣の子どもたちと保護者の皆さんが招待されて開催されました。

 

4月から3か月にわたって続く新型コロナの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の重苦しさをかき消すように、夕暮れの大堰川に鵜飼のかがり火がともり、鵜匠の掛け声や櫂の音、子どもたちの歓声が響きわたりました。

 

午後6時からの神事のあと、大堰川を清めるかのように、静寂の川面に横笛の演者を乗せた屋形船が一艘。静まり返った嵐山に流れる笛の音がさらに静謐さを感じさせます。

 

 

そして、鵜飼の準備のため鵜匠さんを乗せた船が上流に上っていきます。

 

しばらくして、上流から五匹の鵜を連れて鵜匠さんが現れてきました。

 

いよいよ鵜飼の始まりです。鵜がしぶきを立てて川の中に飛び込んでいきます。

 

鵜がアユを飲み込んできたのでしょうか。鵜匠さんが勢いよく鵜を引き上げます。

 

 

そして、飲み込んだアユをはきださせていきます。お見事!

 

京都・嵐山の夏の風物詩、鵜飼。9月23日(木)まで、乗船は19時と20時の2回あります。

この機会に”花のいえ”でゆっくり過ごし、嵐山の鵜飼を楽しんでみてはいかがですか。

 

                                   支配人 敬白

 

令和4年1月分の予約受付が始まりました!! (2021年07月01日)

本日7月1日午前9時より、お電話にて令和4年1月分の予約受付が始まりました!!

 

 

この冬にはワクチン接種も一通り済んで落ち着いている頃と信じたいものです!

旅に出て、この2年間の鬱屈とした気持ちを晴らしたい人も増えて来る頃ではないでしょうか?

 

 

よく雪の心配をされますが、京都市内は歩行が困難なほど積もるような雪はほとんど降りません。

ただ、うっすら雪化粧するような光景はたまに目にすることができます。

運がよければ、写真のようなお庭も見られるかもしれません。

墨絵のような景色も、風情がありますよ!!

 

冷えた体は、お鍋料理でほっこり温めるのもいいかもれません。

写真は、華やぎプラン「てっちりコース」の一例です。

お一人様 一泊二食付き 17,300円となります。

(土曜・休前日は1,210円増しとなります。別途宿泊税200円をお預かりいたします)

 

 

夕食はお客様のお部屋でお召し上がりいただけます。

 

 

なお、花のいえが行っております、新型コロナウイルス感染予防の対策はこちらをご覧下さいませ。

 

 

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12月31日〜1月3日は、お正月の特別営業期間となります。

「迎春会席」をおつけして、料金は、

《組合員様》      お一人様 22,990円〜(1泊2食付、消費税・サービス料込)

《一般のお客様》お一人様 25,410円〜(1泊2食付、消費税・サービス料込)

となります。

お子様の料金、その他詳細についてはお問い合わせ下さいませ。

(別途、宿泊税200円をお預かりいたします)

 

お正月特別営業期間は1泊のご利用をお願いしておりますので、ご了承下さいませ。

 

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インターネットでは、本日6月1日より令和3年10月分の予約を受付いたします。

 

 

組合員様はこちらから  一般の方はこちらからご予約頂けます。

 

 

2名様から5名様までの昼食予約

すみのくら弁当2900円昼御膳「おぐら」3900円

昼御膳「あたご」4900円四季の「花会席」5900円

もネットから承れますので、ぜひご活用下さいませ。

すべて個室でご用意しております。

5名様以上のご予約は、お電話でお問い合わせ下さいませ。

 

ご利用お待ちしております!!

休館日のお知らせ(令和3年6月21日より6月24日まで休館いたします) (2021年06月21日)

令和3年6月21日(月)より6月24日(木)まで、
花のいえは施設点検のため休館いたします。

 


お客様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 

 

ご予約等のお電話は、休館中も承っております。

受付時間は、午前9時より午後6時までとなります。

(午後6時以降は受付できませんので、ご了承下さいませ)

 

 

 

ネット予約は令和3年9月末までの期間を販売しておりますので、ご活用下さいませ。

 

宿泊の空室状況については、オリジナルホームページの空室状況もご参考になさって下さい。

 

 

 

なお、6月25日(金)はお昼のご宴会利用は承っておりません。

お昼のご宴会につきましては、6月26日(土)以降でご計画頂ければ幸いです。

 

令和3年12月分の予約受付が始まりました!! (2021年06月01日)

本日6月1日午前9時より、お電話にて令和3年12月分の予約受付が始まりました!!

 

もうさすがに冬には新型コロナの状態も少しは落ち着いている…と信じたいところです。

どうか皆様、気を緩めることなくきちんと対策して今を乗り越えましょう。

(もちろんコロナ対策をして営業しておりますので、12月までのご予約もお待ちしております!)

 

 

また、前年に引き続き、紅葉の時期はご予約が集中いたしますので、たくさんの方にご利用頂くために

11月16日(火)より12月8日(水)のご宿泊は、どなた様も1泊でお願いしております。

何卒ご理解の程お願い申し上げます。

(12月9日以降は、連泊も承っておりますので、ご活用下さいませ♪)

 

 

 

まだ12月の初旬はまだ紅葉が残っている年もありますので、運が良ければ紅葉に染まるお庭をご覧いただけるかもしれません。

(写真は、昨年令和2年12月6日の模様です。昨年は、11月中旬に一度綺麗な時期があったのですが、全体が赤くならず、しばらくしてから下の方が赤くなっていきました。いつ頃がいいかというお問い合わせをよく頂きますが、こんなこともあるので、本当に年によって色々です!!)

 

 

 

 

 

 

 

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12月31日〜1月3日は、お正月の特別営業期間となります。

「迎春会席」をおつけして、料金は、

《組合員様》      お一人様 22,990円〜(1泊2食付、消費税・サービス料込)

《一般のお客様》お一人様 25,410円〜(1泊2食付、消費税・サービス料込)

となります。

お子様の料金、その他詳細についてはお問い合わせ下さいませ。

(別途、宿泊税200円をお預かりいたします)

 

 

なお、1月分の予約受付は来月7月1日より承ります。

お正月特別営業期間も1泊のご利用をお願いしておりますので、ご了承下さいませ。

 

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インターネットでは、本日6月1日より令和3年9月分の予約を受付いたします。

 

 

組合員様はこちらから  一般の方はこちらからご予約頂けます。

 

もちろん、6月、7月、8月の予約も受付しております。

2名様から5名様までの昼食予約(すみのくら弁当2900円昼御膳「おぐら」3900円昼御膳「あたご」4900円四季の花会席もネットから承れますので、ぜひご活用下さいませ。

ご利用お待ちしております!!

 

緊急事態宣言延長に伴うお知らせ(5/29再延長に伴い期間が変更されました) (2021年05月08日)

京都府の緊急事態宣言が延長されたことに伴い、

昼及び夜のご宴会につきまして下記のとおりとさせていただきます。

あしからず、ご了承ください。

(5/29日追記 緊急事態宣言が6月20日まで再延長されました)

 

○営業時間   夜のご宴会 : 午後5時~午後8時まで

○酒類の提供  昼及び夜のご宴会ともに酒類の提供はできません。

○期  間   令和3年5月12日(水)~5月31日(月) 6月20日(日)

なお、ご宿泊は通常どおり営業しております。

令和3年11月分の予約受付が始まりました!! (2021年05月01日)

本日5月1日午前9時より お電話にて令和3年11月分のご予約受付が始まりました!!

 

11月後半は紅葉の季節で、ご予約が集中する月となっております。

お電話がつながらない場合はご迷惑をお掛けいたしますが、何度かおかけ直し頂ければ幸いです。

 

電話番号の間違いにはくれぐれもお気を付け下さいませ。

電話 075-861-1545

 

(なお、ホームページや、やすらぎの宿の問い合わせフォーム、メール・FAXからはご予約いただけませんのでご注意くださいませ)

 

また、紅葉の時期はご予約が集中いたしますので、たくさんの方にご利用頂くために

11月16日(火)より12月8日(水)のご宿泊は、どなた様も1泊でお願いしております。

 

何卒ご理解の程お願い申し上げます。

 

(11月15日までは、連泊も承っておりますので、ご活用下さいませ♪)

 

写真は、昨年11月18日の庭園です。見頃は、年によってまちまちですが、早い時は11月中旬、遅い時は12月の初旬という感じです。

 

<<新型コロナウイルス感染症への対策とお願いについて>>

マスクの着用や検温など、ご協力お願いいたします。

 

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インターネットでは、本日より令和元年8月分のご予約受付を開始いたします。

組合員様はこちらから  /   一般の方はこちらから

 

なお、11月分のインターネット予約は、8月1日より開始致しますが、ネット予約用にお部屋を残しているわけではございません。
お電話受付ですでに満室となっている日は、ネットで予約はできませんのでご了承くださいませ。
ご希望のお日にちがございましたら、早めにお電話にてお問い合わせ頂けると幸いです。

 

緊急事態宣言に伴うお知らせ (2021年04月25日)

4月23日に京都府内に緊急事態宣言が発令されたことに伴い、

昼及び夜のご宴会について下記のとおりとさせていただきます。

あしからず、ご了承ください。

 

■営業時間     夜のご宴会:午後5時~午後8時まで

■酒類の提供    昼及び夜のご宴会での酒類の提供はできません。

■期  間     令和3年4月25日(日)~5月11日(火)

営業時間短縮のお知らせ (2021年04月10日)

この度、新型コロナウイルス感染症の拡大により、京都市で「まん延防止等重点措置」が実施されることに伴い、夜の宴会の営業時間を下記のとおり短縮します。

皆様のご理解とご協力をお願いします。

 

○夜の営業時間     17時~20時まで

○酒類の提供時間    17時~19時まで

○実施期間       令和3年4月12日(月)~5月5日(水)

花のいえ 創業70周年を迎えて【支配人だより】 (2021年04月04日)

 平素は“花のいえ”をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

 

 さて、本年5月、公立学校共済組合嵐山保養所“花のいえ”は創業70周年を迎えます。70年もの長きにわたり営業してこられましたのも、組合員の皆様をはじめ、多くのお客様に支えられてきたお陰と深く感謝申し上げます。

 

 そこで創業70周年を記念し、4月24日(土)から、『プレミアム宿泊プラン』と『昼食プランさつき御膳』をご用意いたしました。是非、ご利用賜りますようお願い申し上げます。プランの内容はこちらから。

 

 振り返りますと“花のいえ”は、1951年(昭和26年)5月、江戸時代初期に活躍した京都の豪商「角倉了以」の邸宅跡で営業されていた料亭「花の家」を公立学校共済組合が購入し、教職員の福利厚生のために同組合大阪支部が所管する施設として開所したのが始まりです。

 当時は、まだ戦後間もない混乱の時期で、前年には朝鮮戦争が勃発し、わが国の戦後の一つの区切りとなるサンフランシスコ平和条約が締結されたのが、この年の9月という時代でした。

 

 『公立学校共済組合五十年史』によれば、公立学校共済組合の宿泊施設は、1949年(昭和24年)8月に、初めて和歌山県白浜町に建設されました。「当時は、結核等に罹患した組合員が多かったため、転地療養や治癒後の保養をするための施設が必要となりました。」とあり、“花のいえ”も大阪の教職員の結核療養にも活用する保養所として開設されたものと思われます。

 

 こうして始まった“花のいえ”は、教職員の福利厚生施設であるとともに、「角倉了以」の邸宅跡の歴史を伝える施設として、庭園や建物、様々な文化財を受け継いできました。江戸初期から400年もの歳月を経て現存する「關鳩楼(かんきゅうろう)〔ごてんの間〕」をはじめ、江戸初期の茶人で作庭家でもあった小堀遠州作と伝えられる枯山水の「中庭園」、千利休の釜師辻与次郎作の「雪見灯籠」、狩野派作と言われる花鳥図が描かれた「杉戸絵」など、現在も“花のいえ”でご覧いただけます。詳しくは「花のいえ由縁記」をご覧ください。

 

 残念ながら開所当時の写真は残っておりませんが、昔の資料をもとに作成した見取り図を見ると少しは当時の姿が伺えます。広い庭園に渡り廊下でつながれたいくつかの建物がゆったりと配置され、庭園には舟も置かれていました。まさに京都・嵐山らしい大邸宅の趣きが目に浮かぶようです。

 

【昭和41年 木造建築時代の見取り図=主な建物を付記しました】

 

 

 高度経済成長期の1970年(昭和45年)~1973(昭和48年)にかけて、それまでの木造から鉄筋コンクリート造に順次改築され、その建物が現在も引き継がれています。その後、1987年(昭和62年)と2000年(平成12年)には増改築工事を行い、2017年(平成29年)の改修工事を経て現在の姿になっております。

 

【昭和40年代後半頃 鉄筋コンクリート造に改築された後のリーフレット 表紙】

 

【昭和50年代のリーフレット 昭和62年改修前の玄関付近、大広間、客室、会席御膳の写真】

 

 “花のいえ”は、客室21室と小規模な施設で豪華な設備は備えておりませんが、京都嵐山という風光明媚な地にあって広い庭園に囲まれて、旬の食材を生かした京料理とともに静かにゆったりとおくつろぎいただける施設だと自負いたしております。「いえに帰ったような京のおもてなし」の心を大切に、これからもお客様に愛され、お客様を愛する施設として営業してまいりますので、今後とも引き続きご厚情賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

支配人 敬白