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熊本で愛されるお酒 (2019年01月08日)

昔から熊本では、お正月のお屠蘇と言えば「赤酒」です。

今回は熊本の地酒「赤酒」をご紹介いたします。

 

毎年、水前寺共済会館グレーシアのおせちの特典にも、赤酒が選べるようになっています。

 

赤酒は、灰持酒(あくもちざけ)ともいわれ、酸を中和し保存性を高めるため

もろみを搾る前に「木灰」を入れることが最大の特徴です。

「木灰」を使うことで、独特の芳香を持ち、微アルカリ性に近い性質となり

時間の経過とともに、糖分やアミノ酸が反応し、自然に赤色になることから

「赤酒」と呼ばれるようになった・・・とのことです。

 

熊本では、みりんの変りに「赤酒」を使うこともあります。

みりんは”身をしめる”特徴がありますが、赤酒には”身を柔らかく、ふっくらとさせる”といった違いがあります。

「みりん」と「赤酒」を使い分けると、料理の幅が広がってきます。

 

熊本のお酒店では、必ずと言ってよいほど店頭に赤酒がならんでいます。是非一度、お試しください。

お土産としても、おすすめの逸品です。

 

 

金栗四三さんを訪ねて (2019年01月02日)

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

新年を迎え、早速・・・今年の大河ドラマ「いだてん」の主人公、金栗四三さんの生家を訪ねてきました!

 

マラソンの父と言われている「金栗 四三」かなくり しそう さん

日本人として初めてオリンピックに出場され

箱根駅伝の開催、女子スポーツの普及などに貢献された方です。

金栗四三さんは、明治24年8月20日 今の和水町(なごみまち)で生まれまた。

 

生家は酒造業を営んでおり8人兄弟の7番目として生まれ、四三さんが生まれた時、父親が43歳だった理由で「四三」と名付けられたとのことです。

 

幼いころはもともと虚弱体質だったそうですが、小学校に入学するころには元気な少年となり、往復12㌔の距離を、走って通学!そのころ、2回吸って2回吐くという呼吸で走ると苦しくないことに気付いたそうです。

 

その後、今の熊本県立玉名高等学校から、今の筑波大学へと進学し、柔道の創始者である嘉納治五郎さんとの出会いが、四三さんの運命を大きく決定づけるものとなりました。

人の2倍練習し長距離ランナーとなっていきます。そして日本のオリンピック初参加として国内予選があった時、四三さんは黒足袋で頑張りみごと優勝!当時の世界記録を27分も縮めるという、素晴らしい結果だったそうです。

その後、世界の数々の大会に出場し、熊本に帰郷すると熊本県体育協会の設立に力を注ぎ、初代会長に就任しました。

 

金栗四三さんはユーモアあふれた方でもあったそうで、名言がいくつか残っている中、有名なのが・・・

 

⇐ 「体力・気力・努力」

金栗四三さんが歩んできた道そのものです。

 

 

55年の時を経て、ストックホルム大会55周年記念祝賀行事で走られた後のコメントに

「私はオリンピックで、優勝はできんかったとじゃ。ばってん!あの第5回ストックホルム大会に出場したオリンピック選手は皆、亡くなってわし1人になったとじゃ!長生き競争には、わしが1番たい!はっはは!」

と熊本弁満載!ユーモアあふれるコメントはおみごとです!

 

熊本の誇りでもある金栗四三さんの大河ドラマ「いだてん」を、今年はしっかり見ようと思います!

人生を無駄にすることなく生き抜く力、これからの世の中には、必要なことです!

熊本の和水町も今年は元気になります!

皆様も一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

どこか懐かしさを感じる心和む町です!

詳細はこちらをご覧ください⇒ http://www.kanakurishiso.jp/user_data/seika