ホテルアウィーナ大阪をご利用いただきありがとうございます。調理課Nです。
長かった冬もようやく終わり、春色が日増しに濃く感じられるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 

 
春といえば何を思い浮かべますか。私はまず、満開の桜の中楽しむお花見を思い出します。そしてこの桜花たちが塩漬けにされるのか・・・とも思います(笑)。
実際の桜花の塩漬けは、食用専門の7〜8分咲きの桜花たちが使用されるそうです。（ご存知かと思いますが近くの公園に咲いている桜を採取する行為は処罰されます！）
 

 
桜花の塩漬けは、そのままお茶に入れたり、ケーキに混ぜたり、様々な料理に彩りを添えてくれます。桜葉に代表されるのは桜もちですが、魚を包んで蒸したり、鶏肉や豚肉と一緒に食べたりすると趣のある上品な味となります。
 
また春になると美味しい食材がたくさん出てきます。まずは春キャベツ、普段のキャベツと別物かと思うくらい甘くてみずみずしくて美味しいです。栄養価もビタミンCやカロテンの含有量も多くなります。その他にもカリウム、ビタミンＵ（キャベジン）、食物繊維も豊富です。
 
続いて新じゃがいも、収穫後寝かされることなく出荷されるので、皮が薄く水分が多く柔らかいです。こちらもカリウムやナイアシンが含まれますが、ビタミンＣにいたっては寝かされたじゃがいもの4倍もあるそうです。
 
あとは筍も外せませんね。筍ごはんに筍田楽、コンソメで炊いて生ハムと共に・・・急に料理の話になってしまいましたが、こちらもカリウムや食物繊維が多く含まれます。
 

 
先ほどから何度も登場しているカリウムですが、ナトリウム(塩)を身体から排出し、高血圧の予防に効くといわれています。またビタミン類は美肌を保つには欠かせません。その他に春野菜と言われるこごみやタラの芽、菜の花に含まれる苦みのもと「植物性アルカロイド」、腎臓にたまった老廃物を排出し、デトックス効果が期待されます。こうした春の野菜には、疲労回復や免疫力向上を助ける栄養素がたくさん含まれています。
 
「旬の食材」を味わうことは、美味しく、色鮮やかなだけでなく、体にも良いとされています。皆さんも春野菜をたくさん食べて、季節の変わり目でたまった疲れを吹き飛ばして、夏に向けて元気を蓄えてくださいね。
 
 
大阪上本町駅より徒歩３分のホテルアウィーナ大阪
TEL：06-6772-1445(9時〜19時)
 
◆公式サイト・SNSはこちら◆